2014年2月22日土曜日

朝日新聞 2月22日 Be数独 ★4 BB

 朝日新聞2月22日Be数独掲載の問題の解き方を懇切丁寧に解説します。


過去出題の112例の中で、今回の★4の問題は丁度中ほどの「難易度」です。


「見た目」を加えた総合評価でも、満足できるものではありません。


コンピュターによる解析結果です。

最終結果


解き順



「解き味」は最初の11手目がポイントになります。


Step5  (2,1)=9  R



Step7  (9,5)=3  R




Step 8   (9,1)=2   R




Step 11   (7,1)=6  C






2014年2月20日木曜日

朝日新聞 2月15日 Be数独 ★3 BBB+

 朝日新聞2月15日号Be数独★3を取り上げます。


なかなか美しい数独です。数字の配列と右上、左下の3粒子を工夫すれば、もっと美しい数独になります。惜しい! 「見た目」の点数は51点。


最終結果



パソコンと鉛筆での最終解に至るまでの経過過程。コンピュータは立ち止りません。


それぞれの場合に順番と使った方法です。

コンピュータ


鉛筆


鉛筆の場合には、つい目につくので使ってしまいます。

               白色  ブロッケン   Hidden Single of Block
               黄色  レッツミ             Hidden Single of Column
                                         ピンク  いずれにしても理論  Locked Candidate
               赤色   予約      Hidden Pair
  



















2014年2月19日水曜日

朝日新聞 2月8日 Be数独 ★5 BBB+

 朝日新聞2月8日Be数独掲載の★5の問題を懇切丁寧に解説します。

実際の出題問題は次の通りのものです。


どのくらいのレベルの物かというと、朝日新聞の過去128例の中でも難しい★5のやさしい部類に相当します。図中2月8日★4は★5の誤りです。


最終結果です。




実際に解いてみた結果です。 

パソコンの場合




鉛筆の場合




時刻歴の比較になります。





美的観点からの評価は、まあまあのものです。



実際に解く場合の方法を詳しく解説しましょう。

Step 3    ( 1, 3 )= 8   レッツミ(第一行) 
 「ブロッケン」で取れるのは、青色の二つだけです。この二手目、3手目も見逃しそうです。




Step 4  ( 1 , 7 )= 6    「予約」 
 2,3手目を跳ばしても、この4手目はすぐ分かります。第1行、第2行の緑色で記した4、 7により、第3ブロック(右上)の第三行の赤色のセルは、4,7 により予約されます。したがって、このブロックにおいて、「6」の入ることのできるセルは、白色のセルだけになります。




Step 5  ( 6, 9 ) = 8    「予約」

 今度は、第6ブロックの「予約」ですが、ちょっと見つけにくいのは、予約数字 1 , 9 (赤色)が緑色の行と列による斜めのセルだからです。このような技を、Hidden Pair of Block といい、Qb の記号で表します。



Step 6  ( 2, 9 )= 9   「予約」

 これは、第4手目と一緒ですね。



Step 7  (3,2)=9  「予約」

第三行目において、水色で示した 9 に注目すれば、第3行で 9 が入る場所が白色のセルしかないのがよくわかります。













2014年2月18日火曜日

朝日新聞 2月1日 Be数独 ★3 BBB

 朝日新聞2月1日Be数独掲載の今週の数独問題は★3のやさしい部類のものでした。このパズルの応募総数は5万1268通であったと2週間後の2月15日の同欄には報じられています。

 朝日新聞の発行部数がいくらか知りませんが、この数字からいろんなことを想像します。朝日新聞の記事に関しては、公然と批判する人が多いですが、ことパズルに関しては、大変公正で、編集者の矜持さえ感じます。今では数ある数独掲載誌の中から、このブログで取り上げる理由の一つでもあります。

        
          Fig.1 Original Sudoku Puzzle 1st Jan 2014


      Fig.2 Level Distribution   17 Simular Type Puzzles appeared from 2013 



                          Fig. 3  Consumed Time Comparison Between Pencil and Computer



                          Fig. 4    Final Answer



                      Fig. 5   Order by Pencil



                      Fig. 6   Order Solved by Computer










2014年2月10日月曜日

朝日新聞 1月25日 Be数独 ★4 BBB-

朝日新聞1月25日掲載のBe数独問題を解説します。



今回の出題は、Technical point 62 の★4の問題です。過去の出題例でその難易度を見ると次の図のようになります。


最終結果は次のようになります。



実際にPC(パソコン・ソフト:龍涎)と鉛筆(とは言ってもパソコン記録ソフト)を使って解いて見ました。


使用した技の比較を示します。

Ryuzenによる解


  ここに、Gは Givens (表出数)として与えられているセル(マス)。白色のセルは、基本技「ブロッケン」で決まるセル、青色は「レッツミー(行)」の技で決まるセルです。

この問題では、3手目でまず手間取り、さらに13手目、15手目で「ブロッケン」では取れないことが見てとれます。

では、鉛筆ではどうでしょうか?



ピンク色は、「いずれにしても理論」、赤は「予約」そして黒は「四角の対角線」です。いろんなやり方があると思いますが、私はいまのところ、TCT(Two Candidate Technics)を使っています。

























2014年2月9日日曜日

朝日新聞 1月18日 Be数独 ★3 BB+

朝日新聞土曜版1月18日 Be数独の問題とその解答を記録します。



今回の問題は、代表的な★3問題といえそうです。というのも、過去23問中10問が同じレヴルのものであるからです。



Looks もあまり良くなくパットしません。



実際に、解いてみました。




やさしい問題ほど、PCでは迷うことなく一直線に解いていくのに、鉛筆では、時間がかかる所がしばしば表れています。これは、ちょっとした、数字の選択の迷いの表れです。

解き方と違ってきます。

PCでは、

ですが、鉛筆では、



のようになります。

最終結果です。