2014年5月25日日曜日

朝日新聞 5月24日 Be数独 ★3 BB-

 朝日新聞5月24日掲載の数独問題です。


今回の出題のレベルをみてみましょう。

公開レベルは★3のやさしい問題ですが、その中でも”Ryuzen”ソフトの Technical point 57 は、過去に10例出題されていて中程度の難しさになっています。



実際に解いてみました。


 ★3の問題は、「ブロッケン」だけで解けるのですが、鉛筆で解く時にはつい上に記した技が使えるのが目につき使ってしまいます。

使用している解き方は、「ブロッケン」を軸にして、表出数の多い順にうめていきますが、ある数字の二つだけの候補(Hidden Pair Cadidate)は、小さなフォント(12)でメモするようになっています。

例えば、3手目が決まった後の4手目の盤面です。2の数字の候補が嫌がうえにも目につき、「井桁理論」を使ってしまいます。





両者の解の決まる順番です。




「見た目」は良いとはいえません。作者の美に対する想像力(Creative point=5)はあまりにも低すぎるのが残念です。




















実際に鉛筆で解いてみました。

2014年5月17日土曜日

朝日新聞 5月17日 Be数独 ★4 BB

 朝日新聞5月17日掲載のBe数独の問題分析をします。

今回の出題は過去に出題された19例の★4の問題の中でも「難易度」はやさしい部類のものであることが下の図から伺えます。


「Ryuzen」ソフトの難易度評価のひとつ「技術点」は57点で先週の★3の出題と同じです。

しかしもう一つの難易度評価( Strategy Level )ではレベル2に相当する「Very Easy」で、上の図をみて分かるように ★4と完全に一致しています。

これは、Technical Point が表出数の差と相殺しているためです。このTechnical point では、この程度のやさしい問題では「難易度」の差は表しきれないのです。つまり Technical point を構成する点数が basic point だけの場合には、顕著な差が出て来ないということで、もっと難易度の高い★7の場合のように、deformed point が大きいウエイトを占める場合には差は顕著になります。

実際、鉛筆で解いてみると、先週の★3では 1208 sec でしたが、今週の★4では1466 sec かかりました。それも中盤でも「いずれにしても理論」を多用しています。



問題と最終結果です。



解き順の一例です。



この問題では、2手目と9手目に基本技「レッツミ(行)」を使います。

Step 2    ( 2, 3 )=7





Step 9    ( 5 , 3 )= 9





最後の「見た目」の評価ですが、芳しくなく前回の★3より低い 総合格付け 「BB」 となってしまいました。残念!!

 




2014年5月10日土曜日

朝日新聞 5月10日 Be数独 ★3 BBB-

 朝日新聞5月10日別刷Be数独の問題分析をします。


この問題の難易度は、★3、Beginnerに属し、誰でも解けるやさしい問題です。



実際に解いてみるとこんな具合になりました。






2014年5月3日土曜日

朝日新聞 5月3日 Be数独 ★5 A-

 朝日新聞5月3日別刷りBe数独の問題解答と分析結果を示します。



 表題にある総合格付け結果 A- は「難易度」と「見た目」の単純和で表され上図の位置にあります。

 今回の出題は、★5の中でも難しい部類に属します。



 問題と最終結果です。




鉛筆で解いてみると、「難易度」の割には簡単に解けました。 


 
両者の解き順と使用した技の種類です。



中盤どころの18手目、21手目の解き方を説明します。

Step 18  (2,8)=8  Vbm 「いずれにしても理論、マスミー」



17手目までで、第6ブロック(中央右)には、青字の 2 と 4が入るので、第3ブロックの第8列の二つのセルのどちらかに、9 が入ることになります。一方、白色セルに注目すると緑色のセルの1~7 の数字があるので、9が入る得ないことを考慮すると、このセルには 8 しか入らないことが分かります。

Step 21   (1,3)=1  Qbb 「ブロック内予約、ブロッケン」



終盤にかかり、二国同盟(Hidden Pair)がいくつかできていますが、第1ブロック(左上)に注目してください。薄緑色セルの表出数 6 と 8 により、第一ブロックのピンクのセルは68により予約されます。青色の1の存在により、白色のセル(1,3)には、1が入ります。