2013年6月29日土曜日

朝日新聞 6月29日 Be数独 ★5 A-

朝日新聞6月29日(土)Be数独について、ナンプレ格付けソフト「Ryuzen」による解析結果とやさしい解き方を紹介します。















               Final answer



                 Order of solution and used strategy
                                             (Red colored font represents Givens)                                                     



                                         Step 5 :  Two digits of 7,8 occupy Two Pink Cell  of Block 8


                                           Step 6 :  Hidden single (Block 8) appear after step 5


                                              Step 7 :  Hidden single (Column 4)  appear after step 6

                  At step 14,  strategy of Hidden single of Row  can be used successfully.

2013年6月22日土曜日

朝日新聞 6月22日 Be数独 ★3 BB-

朝日新聞6月22日 Be 数独のやさしい解説です。


今回の出題は、「パット見」はそんなに悪くはありません。その理由は、すべての数字の繋がりが、斜に配置されているからです。ただその繋がっている数字の個数が少ないものが多いので、全体的にバラバラ感を与え纏まりなくなります。

世界初、しかも唯一の数独の「美しさ」や「解き味」など総合的に格付けする数独格付けソフト”Ryuzen”による解析では、この問題のような場合パターンとしては過小評価される傾向にあります。

朝日新聞掲載の過去93例の「美しさ」と「難しさ」の解析結果です。




今回は★3の出題ですが、過去で同じ「難しさ」のもの(技術点56)が、10例あります。




 
Final answer は、次のようになります。



 すべて、B 「ブロッケン」で解くことができます。黄色のセルは技の表示でなく、懸賞二重枠の位置です。

この数字は、56手中の48手目および54手目の終盤にきまるのは、次の図からわかります。

 

2013年6月15日土曜日

朝日新聞 6月15日 Be数独  ★4 BB-

朝日新聞6月15日号Be数独のやさしい解説です。


Final answer


 今回の出題は★4の問題です。過去20例の★4の問題でもやさしい部類になります。

解き順は次のようになります。


過去20例の中で何故やさしいかというと、20例とも使用する技はすべてB「ブロッケン」とRまたはC「レッツミ」だけなのですが、「レッツミ」の使用回数が、上の図に示した4手目に使う緑色の場所の一回だけだからです。

4手目の「次の一手」です。


「見た目」もパットしません。というよりか下の図に見るように、★4の赤色の表示の中では双方とも最低位置にあります。




Database より、Be数独の難易度別の出題問題数は、次の通りです。





2013年6月11日火曜日

文藝春秋 7月号(2013) ★3 BB+

 文藝春秋7月号難問パズルPart2 数独の問題です。


このシリーズには、「難易度」レベルが掲載されていません。そこで過去19例(2012年1月~2013年7月)のレベルを朝日新聞Be数独と比較してみました。結果は次のようになりました。


 黒い印が、文藝春秋の出題で朝日新聞の★3に相当することが分かります。

Final answer




解の決まる順番です。技はすべて「ブロッケン」です。

2013年6月9日日曜日

朝日新聞 6月8日 Be数独 ★3 BBB-

朝日新聞6月8日号 Be数独問題の”Ryuzen”ソフトによる分析結果とやさしい解説を紹介します。


今回は★3のやさしい問題です。「見た目」もあまり麗しくはありません。creative point の特徴は、対角線に3 のpair を配したのと連動して、懸賞二重枠も対称位置にもってきている点です。8の数字が、lack digit なので数字配列を整えてやると、美的標準の50ポイントに達するでしょう。(現在は42ポイント)



★3の問題では、「難易度」は、高いです。



★3の問題で、使う技は「ブロッケン」だけです。当然、解き味は単調です。



Final answer は次のようになります。


解く順番です。




2013年6月1日土曜日

朝日新聞 6月1日 Be数独 ★5 A+

朝日新聞6月1日のBe数独の分かりやすい解き方を解説します。


月に1回出題される★5の問題です。過去の★5の出題例18題の中でも難しい部類に入るでしょう。


Final Answer です。

Order(決定の順番)と Strategy(使用する技)です。


Strategy の色分けは、White  B  Implicit single of Block 「ブロッケン」  1 point
             Blue   R  Implicit single of Row     「レッツミ」           2 point
             Yellow C   Implicit single of Collumn  「レッツミ」         2point
             Green  M  Explicit single                 「マスミー」          5 point
   
                                   Pink        V      Locked Candidate  「いずれにしても理論」2 point

解の決まる経緯はおよそこのようになります。各ステップにつけた色付けは上の使用する技に対応しています。ただし、48,49手で表れる黄色の四角印は、懸賞の二重枠に相当します。


Step 2    (8,2)=2    R


Step 3     (3,9)=3     VbM


この問題の Crux point(急所)です。Block 2 (上段の真ん中)において、緑色の5 があるので、5 のはいる位置はピンク色のどちらかのセルに固定(Lock)されます。したがって、3 行目の他の空白セルには 5 をいれることはできません。この変形技(消去技とも言います)を記号で、Vb (Locked candidate of Block 2) と言います。
一方、白色のセルに注目すると、黄色で示した124678 と Vb  による 5 によって 3 だけしか入ることができません。この基本技は、M 「マスミ」なので、VbM  と表し、7 point となります。

Step 5     (2,9)=5      M


Step 6      (7,3)=5        R

 
Step 7    (7,1)=6    R



Step 26   (8,9)=9       R
Step 27   (8,8)=7       R

Step 30   (9,5)=1       M


Step 31     (6,2)=1     R
Step 33     (9,8)=5     C

上記以外のStep はすべて B 「ブロッケン」で求まります。


上級技の「次の一手」に関心のある方は、下のページに メカジキ「Swordfish」の実例を掲載しています。

http://kmatsu4.blogspot.jp/2013/06/u-search-memoramdum-9-example-of.html