朝日新聞5月25日 Be 数独の数独解析ソフト「龍涎」による分析結果を紹介します。
「龍涎」では、「難易度」と「見た目」の両面から数独パズルを格付けします。
この問題では、 格付け BB 、 総合点 89 点
(技術点 57 点、芸術点 22 点、 創造点 10 点)
となりました。
過去の出題と比較して、「見た目」はかなり悪いことが分かります。一方「難易度」は★3の問題としては上級のものです。
★3を小学生に例えると、小学5年生といったところでしょうか。
「解き味」をシュミレートするとこんな感じになります。初心者用の問題(Beginner)ですので、とにかく単調です。
「ブロッケン」という技だけで解けますし、解く道筋は、933万通りもあります。
黄色の塗りつぶしは、懸賞二重枠ですが、終盤にあるのはいいとして、連続して配されているのは、確認の意味での出題ポリシーなのでしょうか?
最終状態です。
「次の一手」として、埋められていく順番の一例を示しました。
2013年5月25日土曜日
2013年5月23日木曜日
超難問ナンプレ AAA4 表紙 A-
超難問ナンプレ AAA 4 表紙ナンプレの解き方を解説します。
「超難問ナンプレ15」 79番 作・尾崎枕
Final answer
Order and Strategy
「解き味」はこのようになります。
この問題には、いくつかの関門があります。
Step 7
Step 8の段階です。緑色の数字より、9列目の67が予約されます。
Step 13 終了時点のCandy matrix です。
9行目の Block8 において、127 が予約されます。他のBlock8のセルの127は消去されます。
したがって、 4列目で27 が予約されます。
Step 15
Step 16
Step 17
「超難問ナンプレ15」 79番 作・尾崎枕
Final answer
Order and Strategy
「解き味」はこのようになります。
この問題には、いくつかの関門があります。
Step 7
Step 8の段階です。緑色の数字より、9列目の67が予約されます。
Step 13 終了時点のCandy matrix です。
9行目の Block8 において、127 が予約されます。他のBlock8のセルの127は消去されます。
したがって、 4列目で27 が予約されます。
Step 15
Step 16
Step 17
2013年5月18日土曜日
朝日新聞 5月18日 Be数独 ★4 BBB-
朝日新聞5月18日Be数独の解法を解説します。
「難易度」と「見た目」は、過去70題の中では、下図の位置にあります。
「難易度」は、★4の中では難しい方で、「見た目」はあまりよくはありません。
Final answerです。
解のもとまる順番と使用する技の図です。
行き詰まったときには、次のグラフを参考にしてください。使用する技は順番表と対応しています。
白色 「ブロッケン」
青色 「レッツミ(行)」
黄色 「レッツミ(列)」
この問題では、3手目、15手目の「レッツミ C 」と 13手目、14手目、23手目、31手目の「レッツミ R 」がポイントです。すべて簡単な基本技ですが、R と C の数が多いことが★4の中でも上位にランクされる理由になっています。
これらの手筋の説明図を示します。
第3手目
第13手目
第15手目
この後、二か所 R の場所が表れます。
「難易度」と「見た目」は、過去70題の中では、下図の位置にあります。
「難易度」は、★4の中では難しい方で、「見た目」はあまりよくはありません。
Final answerです。
解のもとまる順番と使用する技の図です。
行き詰まったときには、次のグラフを参考にしてください。使用する技は順番表と対応しています。
白色 「ブロッケン」
青色 「レッツミ(行)」
黄色 「レッツミ(列)」
この問題では、3手目、15手目の「レッツミ C 」と 13手目、14手目、23手目、31手目の「レッツミ R 」がポイントです。すべて簡単な基本技ですが、R と C の数が多いことが★4の中でも上位にランクされる理由になっています。
これらの手筋の説明図を示します。
第3手目
第13手目
第15手目
この後、二か所 R の場所が表れます。
2013年5月16日木曜日
文藝春秋 6月号(2013) ★3 A
毎月発行される「文藝春秋」には、読者層を考慮したやさしい数独が掲載されています。今回は5月10日に発売された6月号からその「難易度」を探って見ましょう。
タイトルには、「難解考えるパズル」となっていますが、誤解されるといけないので省略しました。レベルが書いてないので、朝日新聞Be数独の過去1年に出題された69題に当てはめてみました。
文藝春秋6月号の問題は、朝日新聞では、最も出題の多い(1ケ月に2題)★3に相当することがわかりました。
あまり考える所はありません。
第1手目からして、こんなにたくさんの取れる場所や数字があります。この数を、 Number of Entrance といいます。
セルに着いた色は、基本技の種類を表しています。赤色の文字の表出数と見比べ確認してください。
それ以後、考える暇を与えずどんどんと埋まっていきます。
答えが埋まっていく順番です。
最終の答えは次のようになります。
この問題は、「初心者」向けのやさしいものですが、「見た目」はよく、懸賞の二重枠の位置も妥当な所になっています。
タイトルには、「難解考えるパズル」となっていますが、誤解されるといけないので省略しました。レベルが書いてないので、朝日新聞Be数独の過去1年に出題された69題に当てはめてみました。
文藝春秋6月号の問題は、朝日新聞では、最も出題の多い(1ケ月に2題)★3に相当することがわかりました。
あまり考える所はありません。
第1手目からして、こんなにたくさんの取れる場所や数字があります。この数を、 Number of Entrance といいます。
セルに着いた色は、基本技の種類を表しています。赤色の文字の表出数と見比べ確認してください。
それ以後、考える暇を与えずどんどんと埋まっていきます。
答えが埋まっていく順番です。
最終の答えは次のようになります。
この問題は、「初心者」向けのやさしいものですが、「見た目」はよく、懸賞の二重枠の位置も妥当な所になっています。
2013年5月11日土曜日
朝日新聞 5月11日 Be数独 ★3 BB+
朝日新聞 5月11日掲載のBe数独を取り上げます。
今回は★3の問題です。過去1年間で、★3の出題は一番多く、33題あります。このうち、技術点が、55~57点の問題が、それぞれ 9題で計27を占めます。
「見た目」のパットしません。
あまりやさし過ぎるので、Final Answer の掲載は省略しますが、「解き味」は単調に次のような感じになるでしょう。
直線は、「難易度」に相当する技術点( Technical point )の手数( Step )ごとの累計を表しています。使用される技は、B: Implicit Single of Block 「ブロッケン」だけなので、1 point づつが加算され、合計56 pointになります。
段差のある折れ線は、PCソフトによる計算時間の経緯に相当するもので、これまで示してきたおなじみの図です。
今回は★3の問題です。過去1年間で、★3の出題は一番多く、33題あります。このうち、技術点が、55~57点の問題が、それぞれ 9題で計27を占めます。
「見た目」のパットしません。
あまりやさし過ぎるので、Final Answer の掲載は省略しますが、「解き味」は単調に次のような感じになるでしょう。
直線は、「難易度」に相当する技術点( Technical point )の手数( Step )ごとの累計を表しています。使用される技は、B: Implicit Single of Block 「ブロッケン」だけなので、1 point づつが加算され、合計56 pointになります。
段差のある折れ線は、PCソフトによる計算時間の経緯に相当するもので、これまで示してきたおなじみの図です。
2013年5月9日木曜日
数独通信 Vol.24 25×25ナンプレ
数独通信Vol.24 2013年春号96番の大型ナンプレ(25×25)の解法を紹介します。
96番 Hard ☆☆☆ 作・まいなすよん 「注意力というよりヤケクソリョク」
Very Easy , 722.57s , Givens 260 , Empty cell 365
Final answer
Order and Strategy
コメントにあるように、基本技ばかりといえども、これだけの数があれば、まさに「ヤケクソ」のなるでしょう。
72手目に初めて、(4,9)=1 R 「レッツミ(行)」が表れ、153手目に (3,4)=10 C 「レッツミ(列)」が出てきます。
この解答例では、できるだけ人間が解く(Pencil Work)のと同じ順番で解く方法(B2 search process) を採用しました。 http://kmatsu4.blogspot.jp/2013/02/searchprocesschoice.html
96番 Hard ☆☆☆ 作・まいなすよん 「注意力というよりヤケクソリョク」
Very Easy , 722.57s , Givens 260 , Empty cell 365
Final answer
Order and Strategy
コメントにあるように、基本技ばかりといえども、これだけの数があれば、まさに「ヤケクソ」のなるでしょう。
72手目に初めて、(4,9)=1 R 「レッツミ(行)」が表れ、153手目に (3,4)=10 C 「レッツミ(列)」が出てきます。
この解答例では、できるだけ人間が解く(Pencil Work)のと同じ順番で解く方法(B2 search process) を採用しました。 http://kmatsu4.blogspot.jp/2013/02/searchprocesschoice.html
2013年5月8日水曜日
数独通信 Vol.24 懸賞数独 3
数独通信2013年春号Vol.24の懸賞数独 3 (p63)を紹介します。
Hard ☆☆☆ 作・福神ヅケ
Beginner 19.07s Givens 96, Empty Cells 160
9×9 のノーマル・ナンプレより一回り大きい16×16 のタイプなので、少しややこしいですが、使う解法は、全く同じものです。
Final answer です。答えは、明るい黄色から赤色のセルに順に埋まっていきます。
解の決まる順番が160番まで青色の数字で示しています。赤色の数字は表出数です。セルの色はすべて白色なので、使用する技はすべて、B: Implicit Single 「ブロッケン」ということになります。
懸賞の二重枠は、 (8,7)=2 144番目 と (7,11)=6 157番目に決まります。
Hard ☆☆☆ 作・福神ヅケ
Beginner 19.07s Givens 96, Empty Cells 160
9×9 のノーマル・ナンプレより一回り大きい16×16 のタイプなので、少しややこしいですが、使う解法は、全く同じものです。
Final answer です。答えは、明るい黄色から赤色のセルに順に埋まっていきます。
解の決まる順番が160番まで青色の数字で示しています。赤色の数字は表出数です。セルの色はすべて白色なので、使用する技はすべて、B: Implicit Single 「ブロッケン」ということになります。
懸賞の二重枠は、 (8,7)=2 144番目 と (7,11)=6 157番目に決まります。
2013年5月7日火曜日
数独通信 Vol.24 懸賞数独 2
数独通信2013年春号 Vol.24 P62 の懸賞数独2 の解き方を解説します。
レベル Medium ☆☆☆ 作・桑田昌英
Final Answer (Fig.A)
Determined Order (Fig.B)
Red Digits with Large Font : Givens
White Cells : Implicit Single of Block ,B
Yellow Cells : Implicit Single of Column , C
Blue Cells : Implicit Single of Row , R
Green Cells : Explicit Singles , M
Fig.B より、第4手目から第7手目まで、最初の難関の初心者には見つけにくい「マスミ」の技が登場します。
まず、第4手です。
Block 4の白いセルには、グリーンのセルで示した数字があるため (4,1)=2 が決まります。白い数字は、すべて表出数なので、これが第1手に来てもおかしくありません。
第4手で 2が入った後の Candy Table です。
緑のセルは、第4手~第7手目までは「マスミ」で決まるのが分かります。よく見ると第7手目の (8,8)=8 も第1手に来てもいいことが分かります。
第9手目~第12手目も次の Candy table を見れば、容易に分かります。
第13手は、第2列の 4 に注目します。表出数の 4 と今決まった (7,8)=4 により、(9,2)=4 が決まります。
懸賞の二重枠は、42手目、54手目と妥当な位置にあります。
レベル Medium ☆☆☆ 作・桑田昌英
Final Answer (Fig.A)
Determined Order (Fig.B)
Red Digits with Large Font : Givens
White Cells : Implicit Single of Block ,B
Yellow Cells : Implicit Single of Column , C
Blue Cells : Implicit Single of Row , R
Green Cells : Explicit Singles , M
Fig.B より、第4手目から第7手目まで、最初の難関の初心者には見つけにくい「マスミ」の技が登場します。
まず、第4手です。
Block 4の白いセルには、グリーンのセルで示した数字があるため (4,1)=2 が決まります。白い数字は、すべて表出数なので、これが第1手に来てもおかしくありません。
第4手で 2が入った後の Candy Table です。
緑のセルは、第4手~第7手目までは「マスミ」で決まるのが分かります。よく見ると第7手目の (8,8)=8 も第1手に来てもいいことが分かります。
第9手目~第12手目も次の Candy table を見れば、容易に分かります。
第13手は、第2列の 4 に注目します。表出数の 4 と今決まった (7,8)=4 により、(9,2)=4 が決まります。
懸賞の二重枠は、42手目、54手目と妥当な位置にあります。
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