朝日新聞6月1日のBe数独の分かりやすい解き方を解説します。
月に1回出題される★5の問題です。過去の★5の出題例18題の中でも難しい部類に入るでしょう。
Final Answer です。
Order(決定の順番)と Strategy(使用する技)です。
Strategy の色分けは、White B Implicit single of Block 「ブロッケン」 1 point
Blue R Implicit single of Row 「レッツミ」 2 point
Yellow C Implicit single of Collumn 「レッツミ」 2point
Green M Explicit single 「マスミー」 5 point
Pink V Locked Candidate 「いずれにしても理論」2 point
解の決まる経緯はおよそこのようになります。各ステップにつけた色付けは上の使用する技に対応しています。ただし、48,49手で表れる黄色の四角印は、懸賞の二重枠に相当します。
Step 2 (8,2)=2 R
Step 3 (3,9)=3 VbM
この問題の Crux point(急所)です。Block 2 (上段の真ん中)において、緑色の5 があるので、5 のはいる位置はピンク色のどちらかのセルに固定(Lock)されます。したがって、3 行目の他の空白セルには 5 をいれることはできません。この変形技(消去技とも言います)を記号で、Vb (Locked candidate of Block 2) と言います。
一方、白色のセルに注目すると、黄色で示した124678 と Vb による 5 によって 3 だけしか入ることができません。この基本技は、M 「マスミ」なので、VbM と表し、7 point となります。
Step 5 (2,9)=5 M
Step 6 (7,3)=5 R
Step 7 (7,1)=6 R
Step 26 (8,9)=9 R
Step 27 (8,8)=7 R
Step 30 (9,5)=1 M
Step 31 (6,2)=1 R
Step 33 (9,8)=5 C
上記以外のStep はすべて B 「ブロッケン」で求まります。
上級技の「次の一手」に関心のある方は、下のページに メカジキ「Swordfish」の実例を掲載しています。
http://kmatsu4.blogspot.jp/2013/06/u-search-memoramdum-9-example-of.html