2013年4月28日日曜日

超難問ナンプレ AA3 表紙格付け (2)

「超難問ナンプレAA3 表紙」の解き方の続きです。

第5行には 56 だけのセルが二つあり、この行での場所が「予約」Explicit pairs されます。(Pencil Work  の場合見つけにくいですが、候補の数字を数えます)

結果、5行目の残りの二つのセルから5,6が消え、残りの数字18で予約(Implicit pairs)されます。


このため、Block 6において、白いセルに 6が入ることになります。

step 9の準備として、緑色のセルの 8に注目します。Block 2において、赤色の二つのセルのどちらかに8が入ります(Locked Candidate、いずれにしても理論)。したがって、7列目の、(1,7)および (8,7)には、緑色の2,8の存在により、28は入りません。また、Block 6においても、2および8はすでに予約されているので、7列目には入りません。したがって、7列目に於いて、ピンクのセルが28により予約されます。7列目において、 1のはいる場所は、白色だけになります。

第10手目は、緑色の 5に注目すれば、9列目において、5のはいるセルは白色の場所だけです。



16手目「レッツミ」、17手目「マスミ」と少し見つめにくい技が続きます。

そして、18手目を迎えます。



改めて、Block 1において、緑色に着色した37によりピンクのセルが予約されます。したがって4のはいるセルの白いセルだけになります。

第19手では、Block 3において、34が予約されるため、白色のセルには8が入ります。



20手目も同様に第7列の白色のセルに8が入ります。

超難問ナンプレ AA3 表紙格付け A-

パズルBOOKS「超難問ナンプレAA3」の表紙は、パズルBOOKS「ナンプレ超上級編 15」の64番と同じものです。


             ★★★★★★★  作・ ブラック
             格付け: A-   レベル: 6  Strategy : QQ 
             Total point =119,   Technical point =85,  Visual point =34

Final answer はこのようになります。


解が決まる順番は次のようになります。


ここに、赤い文字は、最初から与えられている表出数。小さいフォント(青色および白抜き)は、答えが決まる順番。例えば、最初に決まるのは、(3,4)=2 で、上の図では黄色のセルに該当します。最後は(1,5)=9 で、赤色のセルに該当します。上の図では、黄色から赤色まで graduate に変化します。

セルに着いた色は、使用する技の種類に相当します。この図では、

 白色 : Implicit single of Block 「ブロッケン」
 青色 : Implicit single  of  Row  「レッツミー」
 緑色 : Explicit single 「マスミ」
 赤色 : Implicit pairs 「予約」

になります。

この図から、5手目、7手目が「レッツミ」で決まりますが、8手目でCrux pointに差し掛かります。

7手目が終わって段階での Candy table です。


「次の一手」はどうなるでしょうか? 5行目に注目下さい。
                                    To be continue

2013年4月27日土曜日

朝日新聞 4月27日 Be数独 ★3 BB

 朝日新聞4月27日 Be数独の「次の一手」を紹介します。



今週の問題は、★3のやさしい問題です。

 
当然レベルは "Beginner" で、「ブロッケン」だけで解ける単調なものです。


Final answer は次のようになります。

 
ここに、セルを色付けしているのは、黄色から赤まで解が決まる順番です。白いセルは表出数ですが、明るい黄色から始まり徐々に濃い赤色になります。

同じ順番を数字で表したのが、次の表です。




「見た目」は、少しの差で大変悪い評価になります。




2013年4月20日土曜日

朝日新聞 4月20日 Be数独 ★4 BBB-

 朝日新聞4月20日Be数独の「解き方」をわかりやすい方法で紹介します。

今回の出題問題です。


レベルは、★4の初心者中級問題です。このレベル評価は過去1年に出題された★4(青色のひし形で表示)の17題について、”Ryuzen”ソフトの評価レベル「Very Easy」(緑色の四角で表示)に完全に一致します。つまりこの問題は、B「ブロッケン」とC&R「レッツミー」だけを使って解けます。「レッツミー」を何回使うかによって、"Ryuzen" の Technical Point は、57~66 point の幅を持ちます。



Final answer は次のようになります。赤色の数字は表出数、青色の数字が解答となります。黄色のセルは「二重枠」に相当します。



どのような感じで解が求まっていくのかの「解き味」を示したのが次の図です。



56 のstep に対して、使用する技を色付けしています。ピンク色は「B ブロッケン」、オレンジ色は「C レッツミー」に相当します。黄色は二重枠の答えです。

別の表し方で、どの順番で、どの技を使って解が決まっていくかを示したのが次の図です。



赤色は表出数ですが、青色の数字は解の決まる順番です。セルの色は使用する技を表しています。(ただし黄色は二重枠を表します)
白色のセルは、「B ブロッケン」で、オレンジ色は「C レッツミー」で決まります。Step 6, 8 , 12 の三回 「レッツミー」を使うことを上の図と対比して確認下さい。

さらに Final answer に、決まる順番を色付けしました。RGB関数を使って、黄色 RGB(255,255,0)から 赤色 RGB(255.0,0)まで順次変えたものです。



Step 6 の「次の一手」を示します。



3手目で、1列目の2が埋まったので、緑色の 4 の存在により、白色のセルに4が入ることが分かります。


















2013年4月13日土曜日

朝日新聞 4月13日 Be数独 ★3 BBB+

朝日新聞4月13日掲載のやさしい数独問題を解説します。


初心者向けの大変やさしい問題なので、「ブロッケン」だけで解けます。レベル1:「Beginner」ですので、難易度(Technical point)は、81-表出数となります。表出数 26の問題は過去9題出題されています。★3 (Beginner) の中でもやさしい部類になります。


「解き味」は単調で考え込む所はありません。


最終結果は、次のようになります。


今回の使用技はすべて「ブロッケン」なので、解き順を下図のように表してみました。



白いセルの「MSP明朝」で表したフォントの番号は、解が決まる順番です。

さらに、黄色から赤色まで順番に色を付けてみました。


二重枠が、51と48番と似たような位置にあるのが気になります。38番とか40番あたりを一つに選んでは?また出発点と最終点が隣り合っているのも面白いですね。

2013年4月6日土曜日

朝日新聞 4月6日 Be数独 ★5 A-

朝日新聞 4月6日 Be 数独の解き方のやさしい解説を試みます。
今回は月1回の割合で出題される★5の問題です。


過去1年の出題では、初心者にとっては、上の中といった所です。



使用するのは、今回も「予約」、Implicit pair ( Hidden pair ) と呼ばれる技です。★5の出題では、この1年間昨年の8月25日の分以外すべて同じ技を使います。

「予約」は第3手目に使います。



ブロック6(中段右)のおいて、二つの部屋が48で「予約」されます。何故でしょうか?
次の図に薄緑で示した8と4の表出数があるからです。しかも、この4と8は、ブロック4とブロック5、そして、第4行と第5行にそれぞれあるために、技の見方としては、Qbであると同時にQrでもあるわけです。だから、上の図ではQrBであると同時にQbBでもあります。またQrC、QbCであります。

第4手は、第3手で7列目に7が入るため青色の9の存在により、7列では白色のセルに9が入ります。


「次の一手」を示しておきます。

1   (7,6)= 3     B1   Block 8
2   (2,6)= 5     B1   Block 2
3   (4,7)= 7     QbB
4   (3,7)= 9     QrC
5   (2,8)= 1     B1   Block 3
6   (3,6)= 1     B2   Block 2
7   (4,5)= 1     B3   Block 5
8   (5,1)= 1     B4   Block 4
9   (6,5)= 3     B4   Block 5
10   (7,3)= 1     B5   Block 7
11   (4,3)= 5     B5   Block 4
12   (4,4)= 6     B5   Block 5
13   (8,7)= 1     B6   Block 9
14   (5,4)= 9     B6   Block 5
15   (4,9)= 9     B7   Block 6
16   (5,9)= 3     B8   Block 6
17   (1,7)= 3     B9   Block 3
18   (4,2)= 3     B9   Block 4
19   (5,8)= 5     B9   Block 6
20   (3,1)= 3     B10   Block 1
21   (1,9)= 5     B10   Block 3
22   (9,7)= 5     B11   Block 9
23   (8,1)= 5     B12   Block 7
24   (4,8)= 2     R1   Row 4
25   (5,6)= 7     R1   Row 5
26   (6,6)= 2     B2   Block 5
27   (9,5)= 7     B2   Block 8
28   (5,2)= 2     B3   Block 4
29   (1,4)= 7     B3   Block 2
30   (8,5)= 9     B3   Block 8
31   (3,4)= 4     B4   Block 2
32   (2,3)= 7     B4   Block 1
33   (9,6)= 4     B5   Block 8
34   (6,1)= 7     B5   Block 4
35   (1,5)= 8     B5   Block 2
36   (2,2)= 9     B5   Block 1
37   (1,3)= 4     B6   Block 1
38   (8,2)= 4     B6   Block 7
39   (2,5)= 6     B6   Block 2
40   (3,9)= 8     B6   Block 3
41   (6,3)= 9     B6   Block 4
42   (1,1)= 2     B7   Block 1
43   (2,9)= 4     B7   Block 3
44   (1,8)= 6     B7   Block 3
45   (6,2)= 6     B7   Block 4
46   (9,2)= 8     B7   Block 7
47   (9,1)= 9     B7   Block 7
48   (9,3)= 2     B8   Block 7
49   (7,7)= 4     B8   Block 9
50   (3,3)= 6     B8   Block 1
51   (7,9)= 2     B9   Block 9
52   (6,8)= 4     B9   Block 6
53   (7,1)= 6     B9   Block 7
54   (8,8)= 8     B9   Block 9
55   (8,4)= 2     B10   Block 8
56   (9,9)= 6     B10   Block 9
57   (6,7)= 8     B10   Block 6
58   (7,4)= 8     B10   Block 8